カレーのような体臭はクミンなの?たくさん食べれば誰でも臭うんです

子どもから大人までが慣れ親しみ、週1くらいで食卓のメニューになるご家庭も多い料理といえば『カレーライス』ですよね。
何種類ものスパイスが絶妙なバランスで作られたルーが売られていて、お手軽に作れてコスパも良くて主婦の強い見方。
カレーのルーは基本、4種類のスパイス(レッドチリパウダー・ターメリックパウダー・クミンパウダー・コリアンダーパウダー)で良いそうです。さらにもっと美味しくさせるため、カレーの種類によって組み合わせるスパイスを変えているみたいです。
カレーライスといえば、この前仕事帰りの電車で隣に座った外人さん。
カレーみたいなスパイスっぽいニオイだったなぁ。
おじさん
さやか、おじさんの会社にはインドからの研修生がいるんだが、そばにいるとカレーっぽいニオイだぞ
ってことは、電車でスパイス臭だった人はインドの方だったのかな。インドの人達はカレーをたくさん食べるから体臭がカレーっぽくなるの?(じゃー加齢臭もカレーしゅう(臭) ? ダ、ダジャレ……)
    アーシャ
ナマステ~(こんにちは)。インドでは『カレー』という言葉は馴染みがないんですよ
カレーライスというのは、てっきりインドから伝わった食べ物だと思っていました。皆さんもそう思っていませんか ?
では、カレーのようなニオイがするインドの方は『カレーライス』ではなく、何を食べているから体臭がカレーっぽいスパイシーなニオイなのでしょうか。

カレーのような体臭

欧米の方が体臭が強いように、インドの方もカレーのようなスパイシーな体臭がします。カレーライスが好きな日本人はたくさんいますが、体臭がカレーっぽい日本人はほとんどいませんよね。

その違いにはやはり、食文化が大きく関わっているのです。

インドのスパイスの歴史

インダス文明と共に古い歴史のあるインド文化。その昔からインドの数ある食文化では、様々なスパイスが使われてきたものが多くあります。

インドは自然にスパイスになる植物が生育する気候だったのでしょう。遥か昔、紀元前3000年頃にはもうすでに、黒胡椒クローブなどが調味料として使われていました。

 

また、インドは461の民族がいて200以上の言語があるため、食文化は一色単にまとめることは出来ないので、東・西・南・北で分けて考える方が理解しやすいと言われています。

それぞれの地域料理の特徴を見てみましょう。

インドの食文化

インド料理といえば何 ? 思い浮かべてみてください。私は、タンドリーチキンとサモサが浮かびました。

さて、東西南北4つの地域の特徴をみてみましょう。

東インド・ベンガル料理

クミンを混ぜたパンチ・ポロンという配合香辛料をよく使う

ゴア料理(西インド)

  • インドには珍しく豚肉を使う
  • ココナッツとスパイス(クミンなし)をよく使う

南インド料理

  • ココナッツミルクを多用
  • クミンではなくクロガラシやカレーリーフを好んで使う

北インド料理

クミン・シナモン・コンリアンダー・カルダモンを合わせたガラムマサラをよく使う

簡単に書いてみましたが、『東と北はクミンを多く使うけど、西と南はクミンはあまり使わない』ということがわかりますね。

インド料理にはスパイスが欠かせない、インドのスパイスは昔からある文化だということです。だから、インドの方の体臭はカレーっぽいスパイシーなニオイがするんです。

では、スパイスとカレーライスはどう関わりがあるのでしょうか。

 

 

カレーとは

カレーと聞くと、私達は『カレーライス』のことだと思いますよね。

でも、じ・つ・は ……。

カレーという言葉

子ども
お母さん、今日のご飯何?
今日はカレーよ

このように、カレーというと日本では『カレーライス』ですよね。

 

しかし、『カレー』という言葉は、インドにとっては     “ 外来語 ” なんです。

南インドにタミル語という言語があります。このタミル語で、ご飯にかけて食べるソースのことをカリと言っていたのがヨーロッパ地方を巡りカレーになったというのが、数あるカレーの語源の由来の中でも有力視されています。

一般的にカレーとは『インド発祥または同地域の料理に使われている特徴的なスパイスを使った料理全般のこと』なんです。

カレーライスのルーの原料のスパイス

カレーのルーのスパイスは基本的に、6種類です。

香りをつけるスパイス

  • クミン
  • コリアンダー
  • カルダモン
  • オールスパイス

色をつけるスパイス

  • ターメリック

辛味つけるスパイス

  • チリペッパー

これらがあればご家庭でも、みんな大好きカレーライスのルーが作れます。

色や辛味よりも、香りをつけるスパイスが大半なんですね ! 皆さんはご存知でしたか ? 私は知らなかったです。

この香りづけのスパイスの中の『クミン』は特に香りが強いです。

 

 

カレー臭(カレーっぽい体臭)

『日本人は醤油臭い』という外国人もいます。日本の伝統調味料である醤油がそう言われているのと、『インド人がスパイシー臭い』と言うのは、伝統調味料がスパイスなので、同じことです。

人は皆、同じ

ニオイが強い物を食べ続けていると身体に染み付くのは、インドの方だからではなく、みんな同じです。継続して食べてきた料理の臭いが体内に残るほど強いかどうかによる、ということです。

『日本人でもカレーライスを食べ続けていると体臭がスパイシーになり、何日も何週間もニオイが抜けない』という言葉を聞いたことがあるので、カレールーに含まれているスパイスのクミンは特に強い香りを持っているので、原因はクミンかもしれません。

しかし、この世に存在する物にも事にも、長所・短所はどちらも持ち合わせているのです。

では、クミンについて見てみましょう。

クミンの良いこと・悪いこと

クミンは『ワキガの臭いがする』なんて悪いイメージになる言葉が、ネットを見ているととてもたくさん目につきます。

そして、たくさん摂取し過ぎると身体に臭いが染み付いちゃうし、なかなか抜けない。

『え ? そうなの ? 』と見るたびにそう思います。そして、「クミンの臭いをワキガと言っている人はクミンを使っているカレー系の物は食べないんだよねー。ワキガ臭いならキライでしょ ! 」と思います。

私は知っています。クミンには良い所がたくさんあるってこと。

  • 防虫対策( 蚊やゴキブリ )
  • 食欲増進や消化促進
  • 抗がん作用
  • 胃痛や腹痛に効く
  • ダイエット効果
  • 美容効果

クミンはスパイシーで強い香りですが、食品の香料にはもちろん、香水の香りとしても使われています。

「クミンはワキガ臭」と言っている、そこの人。あなたのお気に入りの香水にも、クミンが使われているかもしれませんよ。

クミンは上手に取り入れれば体臭になることはありません。それどころか、より健康によりステキな人生を送ることが出来るのです。

 

 

まとめ

クミンは、料理で大量に使うと体臭として表に出てしまうようになりますが、普通に使い少しの摂取であれば体臭を強くすることはありません。料理に上手に使えば、エスニック風のよい香りで食欲増進、ガン予防やダイエット、美容にも効果をもたらしてくる優秀スパイスです。

そして、日本人が日本の伝統調味料の醤油のニオイと言われるように、インドやその周辺の昔からスパイスを使うことが伝統で当たり前なので、その人達がスパイシーなニオイがするのもまた当然なのです。

世界の国数は196か国、そして人口は約76億人、料理の種類も大きくみて100種類以上。そして土地その土地の伝統や風習があるのだから、生活様式も食べ物も体臭だって色々なニオイがあって当たり前でしょ、って思います。

そして、カレーライスやカレールーやクミンなどのスパイスを使った料理を食べ続けると、『カレーのようなスパイシーな体臭になる』のもまた、当たり前なのです。

おじさん
なるほど ! そういうことなのか。臭いと思うのはイケナイね