変なにおいがする病気とは?体臭や口臭で隠れた病気が見つかることも!

  • 2020年1月3日
  • 2020年1月4日
  • 体臭
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最近自分の体臭がちがうな、なんだか臭い?と思ったことはありませんか。

体のどこかが痛い、熱があるなどの症状ではなく、
ニオイで病気がみつかることがあります。

問診、視診、触診など検査のやり方は色々ありますね。
ニオイで診断する、嗅診ということばをご存知でしょうか。

ここでは嗅診や、ニオイによってわかる病気などをご紹介します。

 

嗅診とは

現代では、レントゲンやMRIなどすぐれた診断機器によって、
病気の早期発見が可能となっています。

しかしそういった便利な診断機器のない時代は、
話を聞く、脈を診る、肌に触れるなどの方法に加え、
呼気や体臭を嗅いでニオイで病気を判断していました。

それが嗅診です。

ルーツは紀元前4-5世紀ごろのギリシア、
ヒポクラテスの時代から行われていたといいます。

またイギリスの哲学者フランシス・ベーコンは
ヨーロッパで大流行したペスト(黒死病)のことを
”腐ったやわらかいりんごのようなにおい”
と記しています。

日本では20世紀初頭、明治大正期までは、嗅診は
内科医の標準的な診断法でした。

患者さんのニオイを嗅ぎ、当時流行していた結核ではなく
肺化膿症や肺壊疽だと診断したり、
子宮がんなどを発見したお医者さんがいたそうです。

今でも患者さんのニオイを診断材料にするお医者さんも
いらっしゃいますが、昔に比べたら少なくなっています。

レントゲンその他の検査機器によって調べることが可能だからです。

また患者さんが体臭を消すために香りをまとったり、
室内もさまざまな化学成分のにおいが混じり、
患者さんのニオイを正確に嗅ぎ分けることが難しいからでもあります。

最近ではこのニオイを人間が嗅ぐのではなく、
高性能検査機器により分析することができるようになりました。

呼気に含まれるアセトンを測定することで
Ⅰ型糖尿病の早期発見につながったり、
胃がん・食道がん・大腸がん発症のリスクが高くなるという
アセトアルデヒドを高濃度で検出することが可能になっています。

これらの検査は血液検査などに比べて簡単で
痛みが少ないというメリットもあります。

生活習慣病やがんの早期発見、病気の治療経過観察などに
役立つという期待が高まっています。

また、人間でもなく検査機器でもなく、
犬の嗅覚を利用するという試みもあります。

アメリカでは、ニオイによって病気をかぎわける
探知犬がいて、前立腺がんの患者さんの尿検体を特定できたといいます。
精度はなんと98%以上。

日本では千葉県南房総市で、犬の嗅覚を利用し
がんなどの早期発見の研究に取り組んでいるところがあります。
精度は91%以上。

犬が人間の呼気や尿のにおいで病気を嗅ぎ分けるとは、
なんとも画期的な試みですね。

 

主なニオイと病気について

甘いニオイ

糖尿病の初期には尿や体から甘いニオイがするといいます。
病気が進行すると甘酸っぱいニオイにかわります。

糖尿病が進行すると、糖がうまく代謝されなくなり、
糖のかわりのエネルギー源として脂肪が使われ
体内でアセトン(ケトン体)という物質が生成されます。

そのためこの甘酸っぱいニオイはケトン臭とも呼ばれます。

すっぱいニオイや腐敗臭

胃もたれなどの胃腸障害が原因の場合に多いのが、すっぱいニオイです。
このすっぱいニオイのもとは胃酸です。

卵が腐ったような腐敗臭は、胃の働きが鈍っていて
胃に食べ物が未消化のまま残っていたりする場合に発生します。

アンモニア臭

尿を作る腎臓に腎炎などの病気があると腎機能が低下し、
アンモニア臭がします。

メープルシロップのニオイ

乳児の病気にメープルシロップ尿症というものがあります。
名前のとおりメープルシロップのような甘いニオイの汗や尿が出るため、
お世話をする母親などが気づきやすいです。

ある特定の酵素が働かないことが原因で、早期発見しないと発育障害などの可能性もあり、
死に至るケースもあるそうです。

魚のようなニオイ

魚臭症候群トリメチルアミン尿症が原因です。
ニオイのもとになっているトリメチルアミンを体内で分解できず、
血液を巡って汗や尿、呼気から魚のようなニオイが発生します。

魚臭症候群については、次の記事も参考にしてください。

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口臭

虫歯や歯槽膿漏、歯茎の炎症など、口の中の常在菌が繁殖すると、
口臭がきつくなったりします。

また蓄膿症など鼻や鼻の周囲に何か問題がある場合も、
呼気が臭うことがあります。

口臭については、次の記事も参考にしてください。

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その他の体臭について

病気以外によるニオイ

最近では病気によるものというより、加齢や生活習慣などによる
ニオイ物質が次々と発見されています。

加齢臭、過労臭、ミドル脂臭、ダイエット臭など。
ストレス臭というものもありますね。

このストレス臭は年齢性別の区別なく、体のさまざまな部位から
硫黄化合物系のニオイがするそうです。

ストレスを受けると発生するニオイなので、ストレスをなくすことが一番ですね。

ストレス臭については次の記事も参考にしてください。

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セルフチェックしてみましょう

~ニオイを発生させやすいタイプ~

・早食いである
・食事のメインは肉で、野菜や果物、海草など食物繊維不足である
運動不足で普段あまり汗をかかない
アルコールをよく飲む
喫煙する
便秘しやすい
冷え性である
不規則な生活を送っている
ストレスがたまっている

これらに当てはまる場合、たとえ病気ではなくても
体臭や口臭がきつくなりがちです。

胃腸の働き、腎機能や肝機能の低下などにより、
代謝が悪くなっていると老廃物をうまく排出できず
溜め込んでしまいます。

体内リセットのためにプチ断食もおすすめです。

プチ断食については、次の記事も参考にしてください。

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まとめ


口臭や体臭の変化に気づいたら、まずはセルフチェック。

ストレスや生活習慣などによるニオイは、ライフスタイルの改善により
だいぶ軽減されます。

偏った食生活をしているな、と思ったら野菜や果物で
ビタミンを補充するなど、少しずつ改善してみませんか。

ただし病気が疑われる場合は、早めにお医者さんに診てもらいましょう。

また自臭症といって自分のニオイに過敏になりすぎることもあります。
誰か信頼できる人に相談してみるのもいいですね。

体のニオイが気になっている方のお役にたてればうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。