口臭対策しなきゃね〜、はい、歯ブラシに歯磨き粉をちょいとつけて〜、歯磨き歯磨き〜完了〜。
ちょっと待ってその口臭対策、時代遅れですよ。
「え?そうなの?どうりで口臭がなくならないと思ったよ」と、冒頭の言葉にドキリとしてしまったそこのお方。
明日から最新の口臭対策していきましょう。
大丈夫、今日までの自分の失態は忘れてしまっていいんです。大事なのは未来なんですから。
先月のことですが、近所に住む小学3年生の私の甥っ子が「おねーちゃーん、友達に口が臭いってからかわれるんだよーもう学校行きたくないー」と私に泣きついてきました。
ちゃんと歯磨きはしてるみたいだし、まだいろんなお口トラブルや、体のトラブルが出る歳でもない。
ちなみに口臭は、病気が原因のこともあるんですよー。知りたい方はこちら
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この甥っ子の話をよくよく聞いてみると、歯磨きだけで、仕上げのデンタルフロスを使ってなかったんです。
その足ですぐ近くのドラッグストアに買いに行きました。
今ではからかわれることもなく、楽しく小学校に通ってるみたいですよ。叔母としてホッとしました。
「えぇ、子供こそ歯磨きだけでいいよね?」ノンノン、それを今から説明していくんです。
歯磨きだけでいい?
お口の汚れにも、口臭予防にも歯磨きが大事なのは、10人中10人が知っていることと思います。
小さなお子さんだと、歯と歯の隙間が大きいため、歯ブラシに、すこーし歯磨き粉をつけて磨くだけで十分汚れがとれます。
しかし、永久歯が生えてくる頃から歯と歯の間がつまり、隙間の汚れは歯磨きだけではとれなくなってしまうのです。さらに年齢とともに歯茎が下がり、歯の隙間が大きくなり汚れもたくさんつまってしまいます。
全くだめだと言うわけではないけど歯磨きだけでは不十分だということがおわかりいただけたでしょうか。
ええっと、永久歯がだいたい6歳ぐらいから生えてくるので、歯の隙間の汚れを何年放置していたか…おっと答えなくて大丈夫、歳がバレてしまいますよ。
かなりの年月お手入れ足らずだったこと、お口にゴメンナサイしましょうね。きっとこれからのあなたを見てお口も許してくれるはず。
ちなみに、歯磨きで除去できるプラーク(歯垢)はだいたい6割です。そりゃ口臭もなくならないって(汗)
歯磨き粉のメリットデメリット
みなさん歯磨き粉は使っていますか。
日本では江戸時代から使われていた歯磨き粉。
チューブタイプが主になってるので、むしろ今は「歯磨き剤」と言った方がしっくりくるかもしれませんね。
そんな歯磨き剤にもメリットとデメリットがあるんです。
メリット
- 効率よくプラーク(歯垢)を除去できます。
- プラーク(歯垢)の付着を防ぎます。
歯磨き剤をつけてないときに比べると24時間後のプラーク(歯垢)の量が1/3までに抑えられるそうです。
防御率、結構高いですね。
- 口臭を、取り除いてくれたり、口臭が付くのを防いでくれたりします。
- 歯磨き剤によく使われるフッ素により、歯から溶け出した成分の再石灰化が促進されます。
- 飲み物やヤニの着色汚れを防ぎます。
なかなか、歯磨き剤は優秀なアイテムです。
ところが使い方を間違うとあまりそのメリットを受けられません。
デメリット
- ニオイだったり、スーッとした爽快感があったりすると、磨けていないのに磨けた気になって、歯磨きを終えてしまいます。
確かにあの爽快感「はーっ、サッパリしたー」ってキレイになった感覚になりますよね。
- 歯磨き剤が多いと泡立ってしまって、歯磨きの時間が短くなってしまいます。
- そしてその泡のせいで、歯ブラシの毛先が磨きたいところに届かないことがあります。
せっかく磨いてるのにこんなひどいこともあるんですね、ああ、恐ろしや泡。
- 歯磨きの力加減によって研磨剤の入ってる歯磨き剤だと歯茎や歯の表面を傷つけてしまいます。
研磨剤が入ってないものもあるので、成分表をチェックしてみてくださいね。
歯磨き剤の量や歯磨きの力加減を間違うと、歯磨き剤を使用することがデメリットになってしまうんです。
1センチ弱ぐらいの量で、優しく磨いて、歯磨き剤のメリットだけをいただいちゃいましょう。
ここまできてやっと6割ですよ。
あと、毛先の広がった役立たず歯ブラシを使うとそのさらに6割しか取れないので、気をつけて。6割の6割って…赤点レベルですね。
デンタルフロス
歯磨きを正しくしてとれるプラーク(歯垢)が約6割、でもデンタルフロスを使えばその割合は8割にまであがります。
デンタルフロスとは糸状のもので、歯の隙間に入れて歯の側面のプラーク(歯垢)を取り除く道具です。
タコ糸のように巻いてるフロスを使用分だけ切って使うものや、フロスともち手が一体化したのもがあります。
タイプ | 使いやすさ | コスパ | とれやすさ |
糸巻きタイプ
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初心者には難しい
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一回あたりはとても安い | 自分の歯に合わせて糸を選べる |
Y字型
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初心者でも使いやすい
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F字よりは高い。 | 奥歯のみ。前歯は取りにくい。糸が太い。 |
F字型
|
初心者でも使いやすい。
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糸巻きよりは高いが百均でも買える。 | 奥歯は取りにくい。糸が太い。 |
自分に合ったデンタルフロスを探してみて下さいね。ちなみに私はまだまだ初心者。Y字型とF字型を併用しています。糸巻き型の糸を毎回切る作業に、ハードルの高さを感じてしまいます。
使ってみるとごっそり食べかすが取れたりして楽しいですよ。歯磨きだけでは取れてない2割のプラーク(歯垢)を根こそぎとっちゃいましょう。
そんな便利なデンタルフロスも使い方を間違うと歯茎を傷つけてしまったりするので使う前によかったらこの動画で勉強してくださいね。
若い方、かつ歯茎が健康な方は歯磨きプラスデンタルフロスで十分です。それ以外の方は、次も要チェックですよ。
歯間ブラシ
歯間ブラシとは歯と歯の間の下の方をお掃除するブラシです。
健康な歯茎の若い方が使ってしまうと歯間を拡げてしまうことになりかねないので歯科医に勧められてからにしましょう。
30代後半からの人や歯周病が見られる人は歯の隙間に歯茎が詰まっていませんので、堂々と歯間ブラシを使いましょう。プラーク(歯垢)除去率はさらにあがりますよ。
歯間ブラシの種類
金属製なら歯ブラシ同様洗って使い、シリコン製なら使い捨てです。価格も様々なので自分の生活スタイルに合わせて準備しましょう。
歯間ブラシの形
L字型は奥歯向き、I字型(ストレート型)は前歯向きです。これは併用してもいいですね。
サイズもたくさん種類があり、自分の歯の隙間に合ったものを選びましょう。
歯間ブラシもまずは使い方の動画がありますので見てみてくださいね。
歯磨き、デンタルフロス、歯間ブラシの他にも口臭対策にはいろいろあります。
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私もファッション感覚でいろんなマウスケア用品を試してみましたが、お気に入りはこれです。
炭酸タブレットで持ち運びもできるし即効性もあるのでオススメですよ。もちろんお子さんにも安心の体に優しいタブレットです。
まとめ
明日からすぐできそうなものばかりです。
あなたのお口もあなたの変わりようにきっと喜んでくれると思いますよ。せっかく一生お付き合いするお口とはトラブルなしに仲良く暮らしていきたいですよね。
- 歯磨き剤は正しく使う
- デンタルフロスを使う
- 歯周病が進んでる人や30代後半の人は歯間ブラシも使う
- 口臭ケアにはたくさん方法やアイテムがあることを覚えておく
情報は日々進化しています。10年前の情報が間違ってたなんてこともざらにある世の中です。常に最新情報を私も発信していくので、みなさんもそのつもりでいつもアンテナ張っていてくださいね。
お口トラブルゼロの健康な体は、あなたのその後の大きな財産になるはずです。