最近大きな口を開けて笑えてますか?
顔を寄せて人と話すことは?
口臭が気になる人はなかなか出来ませんよね。
でもその口臭、デンタルフロス(糸ようじ)で解決するかもしれません!
自分は大丈夫と思っている人も、このままフロスを使わずにいればいつか口臭になるかも!
歯ブラシだけでは汚れは60%しか取れていません。歯と歯の間に食べかすが絶対に残ります。
この食べかすが口の中でそれぞれ腐ったような臭いを発し、混ざり合い、とんでもない異臭を放ちます。
それだけじゃありません、重大な病気を引き起こすことだってあり得るんです。
だからこそ食べかすを残さないためのフロスは重要です。
口臭が出ないように、病気にならないようにフロスの必要性と使い方お伝えします。
1.なぜ口が臭うのか?
口が臭う原因は、主に
・病的由来:歯周病、虫歯など治療が必要となるもの
・食品由来:アルコールやニンニクなど臭いの強いものを摂取したことによるもの
の三つがあります。
1つ目の「歯垢由来」の臭いはデンタルフロスを使うことによって、抑えることができます。
これは歯ブラシで磨ききれなかった歯垢をデンタルフロスで除去し、
細菌に餌(たんぱく質)を与えないようにすることで臭いを抑えます。
また2つ目の「病的由来」も歯垢を除去することで、「歯周病」「虫歯」の予防が行えます。
もしすでになっている場合は、病院にかかる必要が出てきます。
3つ目は本来口臭ではありません。
臭いを抑えたいなら、強い匂いのする食べ物を控えるなどして対応します。
このように口が臭う理由は多々ありますが、多くの原因は「歯垢」にあります。
この歯垢のたんぱく質が分解される際に発する臭いはVSC(揮発性硫黄化合物)と呼ばれ、
腐った卵の臭い(硫黄水素)、腐った野菜の臭い(メチルメルカプタン)、
ゴミの臭い(ジメチルサルファイド)の3つが合わさった強烈なものとなります。

フロスを使って、食べかすを除去し口臭を抑えよう!
2.(デンタル)フロスとは?
歯ブラシでは入らない歯と歯の間に糸を差し入れ、食べかす(歯垢)を掻き出すものです。
フロスの種類

ホールド(糸ようじ)タイプ
持ち手がついているもので、Fのような形をしたものとYのような形をしたものがあります。
使いやすく、フロスに慣れてない人におすすめです。
・F字:前歯に使いやすい
・Y(T)字:奥歯に使いやすい
ロール(糸巻)タイプ
ナイロン製の細い糸が、糸巻状になっていて、使用する分だけ取り出せます。
使った分は捨ててしまうので、いつでも清潔に保てるのが利点です。
下記の三つの種類があります。
・ワックス:糸にワックスが塗ってあり、歯の間に入りやすく使いやすい
・ノンワックス:ワックスが塗ってない分、汚れ除去率はワックスより多い
・エクスパンド:唾液や水と混じると糸が膨らみ、汚れを多く除去する
フロスの選び方
1番 ホールドタイプF・Y(T)字
2番 ロールタイプ・ワックス
3番 ロールタイプ・ノンワックス
4番 エクスバンド
1番 エクスバンド
2番 ロールタイプ・ノンワックス
3番 ロールタイプ・ワックス
4番 ホールドタイプF・Y(T)字
です。
チャート表で自分に合ったフロスを選んでみよう!

ロールタイプならするっと抜けるから便利でいいね!
フロスの使い方
ホールドタイプの使い方
①力の加減がしやすいように、フロス(糸)に近い部分をもちます。
②のこぎりのように前後に動かしながら、ゆっくりと歯の間に入れていきます。
③こちらも歯茎の少し下まで動かして、汚れを除去します。
④ゆっくりと歯の間から取り出します。
ロールタイプの使い方
①40cmほど引き出し、糸をカットします。
②両手の間に10㎝ほど糸を出し、中指に巻きつけます。
③ホールドタイプと同じように、前後に動かしながら歯の間にゆっくり入れていきます。
④歯茎に糸が当たったら、少しだけ歯茎に埋まるくらいまで動かします。
⑤また左右に動かしながら、ゆっくりと歯の間から取り出します。
※詰め物や、歯間の狭さで取り出せない場合、片方の指から糸を外して抜きます。

歯茎を傷めるので気を付けましょう~
3.臭いがなくならない場合は病院へ
フロスを使っても臭いが無くならないのは病的由来かもしれません。
これは、歯周病や虫歯といった病院で治療が必要となってくるものです。
他にも耳鼻咽喉系の病気などの場合もありますので、どちらにせよ診察を受けることをお勧めします。
ちなみにこの歯周病、口から肺や心臓、そのほか体のあちこちに入り込み重大な病気を引き起こします。
その中には心臓病(狭心症や心筋梗塞)や関節リウマチ、血糖値が上がり糖尿病になることも。
歯周病は、歯垢の中の細菌が悪さをして歯茎の炎症を起こし、
さらに歯を支えている骨まで溶かしてしまう怖い病気です。
ですので、歯垢を除去して細菌を減らせば歯周病予防になるんです。
いつもの歯磨きに加えて、一日一回就寝前にフロスで掃除し、歯垢を取り除きましょう!

フロスを使うことで、すぐに歯の異変に気が付けるんだね。
病気についてはこちらの記事でも詳しく書いてますので、読んでみてくださいね。
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4.まとめ
・歯垢は歯ブラシだけでは取れない
・フロスを使って歯の間まで綺麗にし、歯垢を除去する
・歯垢を放置すると、歯周病を引き起こしさらに重大な病気へと繋がる可能性がある
・すでに歯周病や虫歯になっている場合は、病院へ
歯磨きを時間をかけてしている、というだけではもう安心できません。
就寝前のデンタルフロスで、口臭からも、病気からもバイバイしましょう!