皆さんは耳の中ってにおうことありますか?
鼻を耳に近づけてにおうことはできないので、なかなかにおってみようとも思わない部分かもしれません。
一度におってみてください。
納豆のようなにおいがしませんか?
納豆のようなにおいでなくてもとても臭い方はいませんか?
もしも臭かったらそれは耳の病気かもしれません。
もしくは街でよく見かけるあのアイテムのせいかもしれませんよ。
耳の病気
においの原因が病気と聞いたらなんだか怖いですよね。
では一体どんな病気があるのでしょうか。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
外耳道炎
外耳道炎とは、耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」と呼ばれる部分が、細菌によって炎症が生じてしまう病気です。
別名「外耳炎」や、泳いだ後によく見られることから「スイマーズイヤー」とも呼ばれたりします。
原因
- 綿棒や耳かきで掃除しすぎる
- 元々皮膚が弱い外耳道に傷をつけてしまう
- その傷が細菌により炎症を起こして、外耳道炎になってしまう
症状
- 耳垢が臭くなる
- 耳の痒みや痛み
- 耳垂れ
- 耳の詰まった感じや聞こえにくさ
外耳湿疹
外耳湿疹とは、外耳道の皮膚に湿疹が生じる病気です。
湿疹は水分を多く含んでいて、ただれやカサブタなど様々な症状が混在する場合があります。
初期の湿疹はすぐに治りますが、掻きすぎると余計に痒くなり治りにくくなってしまいます。
原因
耳の中の衛生面が悪くなった時。
症状
- 水っぽい湿疹
- 皮膚のただれ
- 耳の痒み
中耳炎
中耳炎とは、中耳と呼ばれる部分が細菌によって炎症を起こしたものです。
中耳に膿が溜まって鼓膜が圧迫されることにより、聞こえが悪くなったり耳が詰まったように感じることもあります。
原因
風邪をひいた時に、細菌が喉から中耳に移動してかかる病気です。
症状
- 耳の不快なにおい
- 発熱を伴う耳の痛み
- 耳の詰まった感じや聞こえにくさ
- 膿
外耳道真菌症
外耳道真菌症とは、外耳道にできた傷などにカビが繁殖して外耳道に炎症を起こしてしまう病気です。
発症すると治療に時間がかかってしまいます。
原因
- カビの繁殖
- 触りすぎ
症状
- 耳の不快なにおい
- 耳の痒みや痛み
- 耳の詰まった感じや聞こえにくさ
病気でない時の耳が臭くなる理由
病気ではない時でも耳が臭くなってしまう事があります。
イヤホンを長時間使用する
皆さんはイヤホンを使用したりしますか?
最近のイヤホンは音質や臨場感を求めて気密性が高いため、耳にしっかりと栓をしてしまいます。
また性能が良くなり、つけていても違和感が無いため長時間耳につけっぱなしにしたままになる人が多いです。
しかしイヤホンを長時間使用すると耳の中が湿った状態になり、不衛生になってしまいます。
その結果耳の中が臭くなっていく危険性があります。




度を超えたイヤホンの着用は考え直しましょうね。
耳の中だけでなく耳全体が臭いかも
耳の中だけでなく耳全体が臭い可能性があります。
例えば耳の裏を指で擦ってその指を嗅いでみて、臭かったらそれは耳全体のニオイです。
耳の裏などは、お風呂に入った際に洗い残しの多い部位の1つでもあり、上手く洗い落とせていない可能性があります。
お風呂へ入った時は意識して洗うようにしましょう。
もしそれでもニオイが落ちない場合は、耳鼻科へ相談しましょう。
耳のにおいの対策
ではどうすれば対策ができるのでしょうか。
病院へ行く
結局病院へ行くのが1番です。
思い当たる事がないのに耳から臭いにおいがすると思ったら、病院へ受診すれば大体の原因が分かります。
におい以外にも耳の痛みや痒み、耳だれ、発熱など紹介した症状に当てはまっているかもと思う方は病院へ行くことを検討してみてください。
イヤホンの着用頻度を下げる
イヤホンの着用頻度が長い人は、意識してつけるのを減らしてみてはどうでしょうか。
音楽を聞いて娯楽になるのは充分わかります。
しかし耳の病気の原因になるかもしれないならと思って、今一度自分のイヤホンをつけている時間を考えてみてください。
病気になってからでは遅いですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
いくつかの耳の病気をご紹介させてもらいました。
・触りすぎると傷ついてしまう恐れがある
・イヤホンのしすぎはほどほどに
耳は実はとてもデリケートなパーツです。
会話をする時や普段1人でいる時も耳は常に様々な音を聞きとってくれています。
音が入ってこない生活なんて考えられますか?
今までお風呂に入る際にあまり洗っていない方がいれば、次から大事な耳をもう少し意識して洗ってあげてくださいね。
耳の清潔度を保つことが病気の予防に繋がります。
使えなくなるまで、もしくは長ければ生きていく内でずっと無くてはならない程活躍してくれる「耳」。
改めてその存在価値に感謝して過ごしていきましょう。