一袋がとても安くてあの料理、この料理に大活躍の「もやし」。
家計に優しく料理に大活躍なのに低カロリー·高タンパクな「もやし」。
調理をしようと袋を開けた瞬間に、独特のもやしの青臭い匂いが気になるということはないでしょうか。
この独特のもやしの匂いが苦手という方もいると思います。
これまでもやしを使いたくても、『青臭さが気になって使えなかった』や『簡単な匂いの消し方ないかな』と、考えていた方、必見です。
もやしの青臭いあの匂いを、ちょっとしたひと手間で取り除くことが出来ちゃうんです。


匂いの原因を知ろう

さやか

もやしを買う際は、できるだけ茎にハリがあって全体が白く根や芽が変色していないものを選び、袋に記載の製造年月日もチェックをしましょう。
ただし、せっかく良いもやしを選んでも、ぶつけたり、レジ袋に押し込む、荷物の下の方に入れてしまうなどしてしまうと台無しです。
袋に入れるときは上の方にしまうようにし、常温で長時間放置も細菌の繁殖を促す行為になるのでなるべく早く冷蔵庫にしまうようにしましょう。


4種類のもやし
1.緑豆もやし
市場でもっとも生産量が多く、国内で約9割を占めるもやしの代表的な種類です。
緑豆は、中国原産では青小豆とも呼ばれていて、もやしの他に「春雨」の原料にもなっています。
軸は太めで食べごたえがあり、くせのない味でみずみずしい食感です。
主に好まれる料理:ラーメンや炒めもの、鍋など。
2.ブラックマッペもやし(黒豆もやし)
ブラックマッペという黒い豆が原料のもやしで煮豆で食べる黒豆よりも小豆に近い品種です。
日本では古くから親しまれていて、「もやしといえば黒まめもやし」と根強い人気があり、主にミャンマーやタイから豆を輸入しています。
緑豆よりやや細いが、軸はシャキシャキしていて豆の甘みが感じられます。
インドの「ナン」は、このブラックマッペ(黒豆)から作られているのです。
ラーメンに入れるもよし、焼きそばやお好み焼きの具やおひたしにするのに適しています。
主に好まれる料理:ラーメン、焼きそば、お好み焼き、おひたしなど。
3.大豆もやし
韓国料理の「ナムル」や「チゲ」には欠かせない、大きな豆の付いたもやしです。
江戸時代から青森県の大鰐(おおわに)温泉で栽培され津軽伝統野菜としても知られていますが、豆はアメリカやカナダ、中国から輸入されています。
豆の部分も大きくおいしく、料理のプロにも「他のもやしでは代えがたい」と言われるほどです。
加熱時間はかかりますが、豆がついたまま食べることができ、歯ごたえが損なわれないのが特徴で独特の食感と甘みを楽しめるもやしです。
主に好まれる料理:炒めもの、ナムル、スープ、鍋など。
4.小豆もやし
小粒の大豆で作られたもやしで、江戸時代の書物にも名を残す日本古来から食べられているもやしです。
私たち食卓の身近な存在の「納豆」の原料にもなっています。
甘みが強く、煮崩れしにくいですが、加熱時間は緑豆もやしに比べ、やや長めに加熱するとよいです。
主な好まれる料理:サラダ、スープ、鍋など。


もやしの3つの匂い消し
1.水洗いする
もやしは袋詰めの前に水洗いされているので洗わず使う方も多いかもしれませんが、洗うだけでも臭いが軽減されます。
水洗いの際に、根っこの部分の「ひげ根」を手で簡単に取れますので1本1本取る手間がかかりますが、口当たりがよくなり匂い軽減効果もあり見栄えもよくなり綺麗な仕上がりになります。
1回サッと洗えば少しは匂いが取れますが、ベストは3回ササッと水洗いです。
根っこを取りながら水洗いをすることによりもやしの栄養分が流れ出てしまうので、栄養をそのままにしたい方は根っこを切らずに洗った方が良いです。
2.酢または塩と一緒に茹でる
たっぷりのお水にもやしとお好みの調味料を加え、沸騰したら軽く掻き混ぜてからザルに取ります。
- 酢を小さじ2/1〜1杯加える
- 塩を大さじ1杯加える
酢と一緒に茹でることで、もやしの独特の匂いを取りながらシャキシャキのもやしにできます。
そして何よりも、酢は漂白効果があり酢と一緒に茹でても酢は残らないでもやしを白くきれいに仕上げてくれます。
塩は大さじ1杯入れると匂いを取りながら下味準備ができますので塩気を押さえたい方は入れすぎにご注意してください。
手軽さを重視する方は…水からもやしを茹でてもシャキシャキ感は残ります。
茹でた後…水にさらすと栄養が流れるだけでなくシャキシャキ感が無くなってしまいますのでバットなどで冷ましてから調理してください。
ナムルや和え物、おひたしなどは熱いうちに味付けすると味がしみ込んで美味しく出来上がります。

3.炒める
強火で炒めてその際に少量の酒を入れてサッと炒めるともやしの匂いが取れます。
炒めすぎるともやしのシャキシャキ感が無くなってしまうので強火で時短調理に最適です。
炒める際にゴマ油や塩を加えることでも匂い消しに効果的です。


まとめ
もやしは本当にさまざまな料理や調理方法がありますよね。
私はラーメンに入っている盛りもやしが大好きです。
もやしは、時には1円でたたき売りされていたり、もやしでこの値段なのか!?というような価格で売られていたりしていて、もやしの種類で値段が違うけれど、もやしって1番身近な野菜かなって思います。
水分ばかりで栄養が無いと思われがちですが、実は栄養豊富でビタミンやカリウム、葉酸などが含まれているんです。
もやしの独特の匂いを消してしまえば、どんな味付けでも美味しくもりもりモヤーシを食べれちゃいますね。
出来るだけ栄養を損なわないように美味しくもやしを食べていきましょう。
