「起きたら汗でベタついて最悪。」
「また汗で服もシーツもびしょびしょになったらどうしよう。」
こんなこと思っていませんか。
かくいう私も寝汗がひどくて夜中に起きてしまうってことがありました。夜中に起きて汗でベタベタだし、ワキガの私は臭いまでキツくなって本当に最悪でした。
人は誰でも寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくと言います。
ただこれは色々な原因によって、汗が多くなってしまったり汗がベタついたりするんです。
そこで今回は寝汗をかく原因とその対策について寝具グッズを中心にご紹介します。
手軽にできるものもご紹介しているので悩んでいる方は明日から試してみてください。
では早速いきましょう。
寝汗をかく原因
睡眠環境
睡眠環境つまり室温や湿度などが適切ではない場合に、身体が「暑い」と感じて汗をかきます。
夏の気温が暑い日に暑くて汗をかくのと同じですね。
身体が暑いと感じると体温を下げようとして汗を大量にかきます。
精神的ストレス
緊張や不安、恐怖などの精神的ストレスによっても汗をかきます。
大勢の前で話すときに手や頭から汗が出たことありますよね。これと同じです。
寝る時にいつも大量の汗をかいていると、また汗をかいたらどうしようと不安になってしまい、さらに汗が出るという悪循環に陥ります。
私も寝汗がひどい時にはまた寝汗ベタベタで起きたらどうしようと不安に駆られ、さらに汗が出るという最悪の状況でした。
アルコール
アルコールは摂取すると2〜3時間後に体内でアセトアルデヒドという物質に変わります。このアセトアルデヒドは身体にとって有害な物質なので、分解できない分は汗や尿として出そうとします。
お酒を飲むとトイレに行く頻度が増えませんか。これはアセトアルデヒドを身体から出そうとしているんですね。
私はストレスが溜まっているとお酒を飲み過ぎてしまうことがありますが、その時には寝汗が多かったり、夜中にトイレにいく頻度が多くなったりしてしまいます。
皆さんも同じ様な経験があるのではないでしょうか。
女性ホルモンの乱れ
女性の体には2大女性ホルモンと言われるエストロゲンとプロゲステロンがあります。
このバランスが崩れた時に寝汗がひどくなります。
このバランスは更年期や妊娠中、生理中などに大きく崩れます。
女性が50代に近づくと更年期に差し掛かり、エストロゲンの分泌が減少します。これによってバランスが崩れ、自律神経が乱れることによって、発汗をコントロールし辛くなります。
また妊娠中や生理中にはプロゲステロンの分泌が多く分泌されます。このプロゲステロンは睡眠作用があり、体温を上昇させるので、暑いと感じて汗をかくことが多くなります。
私の場合、生理前や生理中は寝汗で夜中に起きることも多く、全体的に体温がかなり高くなります。更年期になっても同じ様な状況が続くなんて、女性って本当に大変ですよね。
病気
もし上記のものに当てはまらなければ病気の可能性があります。
目眩や頭痛、吐き気、肩こりなどが酷ければ自律神経失調症の可能性があります。
また異常に口が乾いたり、尿の量があまりにも多ければ糖尿病の可能性もあります。
他の病気の可能性もあるので、すぐに病院で受診しましょう。
ひどい寝汗によるデメリット
睡眠の質の低下
寝汗が多かったり、ベタベタしていると途中で起きてしまったり、気になって眠りにつけなかったりすると思います。
睡眠の質が低下することによって日中眠くなってしまったり、体調を崩したりと様々な悪影響を及ぼします。
汗臭さ
汗が多いと汗臭くなりますよね。夏を考えていただければわかると思います。
私の場合ワキガなので、寝汗がひどいとその分においもかなり強くなってしまうことが多く、シャワーを浴びる時間を確保するためにいつもより30分早く起きていたりしていました。
30分早く起きていて、さらに夜中も寝汗が気になって起きてしまったりしていたので、会社で何回意識飛びかけたかわかりません。おかげさまで上司にバレずに寝る技術を身につけましたよ。
冗談はさておき、寝汗は気になってしまうとその後もなんとなく眠れなかったりして最悪の気分になりますよね。ではどんな対策をしていったらいいのか具体的に見ていきましょう。
寝汗対策
睡眠環境を整える
睡眠環境には大きく分けて2つあります。
室内と布団内の温度です。
湿度:50%前後
湿度:50%前後
ただ布団内の温度や湿度って正直測りようがないですよね。私の場合は温度計付きの目覚まし時計を使って室内の温度と湿度だけ適切な状態に保っていました。
室温を適温に保つために夏のとても暑い日や冬のとても寒い日は一晩中エアコンをつけて適温を保つようにしていました。
また湿度はそこまで意識していませんでしたが、余りにも湿度が高かったり低かったりするときは加湿器やエアコンの除湿機能を使って調節していました。
布団内の温度は暑すぎないようにタオルケットなどで調節をすることで適温に保つようにしましょう。
機能性に優れた寝具グッズに変える
いくら室温や布団内の温度を適温に保ったとしても汗はかきます。
機能性に優れた寝具に変えることによって汗をかき辛くしたり、汗をかいても不快感を感じないようにすることができます。
特に以下の2つの性質を重視しましょう。
通気性
吸水性
この2つの性質を重視して機能性の高い寝具を選びましょう。
具体的にどの寝具を変えたらいいのでしょうか。一つ一つ見ていきましょう。
パジャマ・寝巻き
まずは寝る時に着ている洋服です。最近はスウェットやジャージで寝る人が多いようです。
実は私も寝汗が酷かった当時はスウェットで寝ていました。
ただスウェットやジャージって吸水性も通気性も悪いのでシングとしては最悪なんですよね。
寝る時に着るものとしてはふさわしくないので綿100%のパジャマに変えるなど、通気性の良い素材のパジャマに変えましょう。
私は綿100%のパジャマに変えてから極端に寝汗が減りました。
他にも麻(リネン)やテンセルなどの生地も吸水性、通気性ともに良い素材なので、それらの生地を使用したパジャマに変えましょう。
シーツ
シーツもパジャマと同じく肌に直接触れる部分ですよね。
シーツの吸水性や通気性が良くないと、非常に蒸れるので暑くて起きてしまうんですよね。
シーツも綿100%やリネン100%のものを使うようにしましょう。
敷きパッド・ベッドパッド
パジャマとシーツを機能性の高いものにするだけでもかなり改善されます。
ただそれでもやっぱり寝汗がベタベタして夜中に起きるということであれば敷きパッドやベッドパッドを使いましょう。
敷きパッド・ベッドパッドはシーツの上に敷いて使うものです。敷きパッドは敷布団で使用するもので、ベッドパッドはベッドで使用するものとなっており、どちらも吸水性に非常に優れています。
そのため寝汗がマットレスや敷布団まで浸透することもないので、非常に清潔でありつつ、蒸れにくいです。
もしパジャマとシーツを変えてもダメな場合は敷きパッドも使ってみましょう。
どの敷きパッドを使えばいいか分からないという方に、私も使用している西川の敷きパッドをおすすめしておきます。
「西川(Nishikawa) 敷きパッド 1.パイル地/ブルー 1.シングル タオル地 ふわふわパイル 綿100% SEVENDAYS PM09000540B」
私はタオル地が好きなのでこれにしておりますが、人によって好きな素材や厚みなどがあると思いますので、自分のお気に入りのものを見つけてくださいね。
生活リズムを整える
これは寝汗に限らずですが、やはり生活リズムが整っていると身体に良い影響が出ます。
休みの日に寝溜めしたりせず、仕事の日となるべく同じ時間に起きて生活をすることで自律神経が整います。
自律神経が整っていると汗の調節機能もしっかりと働くので寝汗をかき辛くなるのです。
私も休みの日はお昼まで寝てとかやっていましたが、そうすると寝汗以外にも頭痛だったり色んな悪い影響が身体に出ていました。
毎日同じくらいの時間に寝て起きてを繰り返すようになると、驚くほど体の調子が変わってくるので、皆さんもリズムを崩さない生活を心がけてみてください。
寝る前にコップ1杯の水を飲む
汗をかくのが嫌だから、寝る前に水分を取らないって方いませんか。
実はこれ逆効果です。
そもそもとして寝ている時に汗はかいているんです。ただそれがベタついて気持ち悪い時に途中で起きてしまったり、寝苦しかったりするんです。
寝る前に水を飲まないと汗が水分を含まないのでベタつきます。
ベタついた汗は蒸発しづらいので、いくら通気性の良い寝具に変えても、効果が薄くなってしまいます。
寝る前にコップ1杯の水を飲むことによって汗が水を含んでサラサラするので蒸発しやすくなるため、必ずコップ1杯の水を飲むことを忘れないようにしましょう。
お風呂に浸かる
遅くまで働いて家帰ってご飯食べて寝るだけで、お風呂に入る時間がないって方がたくさんいらっしゃいます。
私も仕事が忙しいときはシャワーで済ませてました。
でもお風呂って身体に良い効果をたくさんもたらすんですよ。
もちろん寝汗にも効果があります。
お風呂に浸かるとストレス発散になりますし、自律神経がしっかり整います。
自律神経が整うことで発汗の機能がしっかりと働くことは何回も言ってきましたね。
またお風呂に入ると深部体温と言って体の奥底の温度が上がるんです。
この深部体温は上がった分だけ寝ている時に下がるようになっています。
つまりお風呂に入って深部体温を上げるとその上がった温度の分だけ、寝ている時にしっかりと熱を放出して体温を下げるので体温調節が非常にうまくいきます。
そうすると汗も大量に出ませんし、ベタついたりしないんです。
シャワーだと深部体温が上がりきらないので、体温調節もお風呂に比べてうまくいかないんです。
だから時間がない時でも、ちょっとだけ湯船に浸かるだけで寝汗はもちろん、ストレス解消にもなるので、シャワーで済ませるのではなく、お風呂に入るようにしましょう。
まとめ
最後に
いかがでしたか。
寝汗をかく原因とその対策をご紹介しました。
寝具を変える事はお金がかかるので、まずは室温などの睡眠環境や生活リズムを整えたり、お風呂に浸かったりとあまりお金がかからず、すぐにできることから始めてみてください。
それでも改善しない場合は寝具などを変えてみましょう。
もし症状がひどい場合は病気の可能性もあるので早めに受診してください。
私はこれを全部やってから、寝汗のせいで途中で起きたりということはなくなりました。
特に効果が大きいと思ったのはお風呂に浸かることと生活リズムを整えたことですね。
これはほとんどお金がかからずに出来ることなので、今日から皆さんも実践してみてください。