不安広がる新型コロナウイルス。子供への感染を心配するみなさんへ

連日、クルーズ船に関すること、新型コロナウイルスに関することが報道されています。
新型コロナウイルス感染症。治療法や特効薬などがまだ解明されていないことも多い中で、拡大していく感染、患者の数、そして死者の数。
聞くたびに不安が募ります。

もし、子供に感染したらどうなるのでしょうか。

国内での子供への感染報告

北海道 10歳未満と10代の兄弟

2月15日に弟が、18日に兄が、それぞれ37・7度の発熱。
二人とも19日に医療機関に入院し、21日に陽性と判明。2人とも現在は回復傾向にあります。
兄弟が通う小学校は同日午後の授業を中止しました。

埼玉県 未就園児の男の子

武漢からの第2便のチャーター機で父親とともに帰国した男の子。まず2月10日に父親の感染が判明しました。
子供は帰宅後自宅待機を続け、地元の保健所による経過観察を受けていましたが、20日夕方になって37度後半の発熱。
21日に陽性と判明しましたが、現在の容体は安定しています。

中国での子供への感染報告

生まれたばかりの赤ちゃん

出産前、母親に陽性が反応あったため、出産後に検査をしたところ、生後5日目に赤ちゃんも感染していることが判明しました。
発熱や咳の症状は無し。一定の心筋障害が見られたので、心筋に栄養を送る治療をしました。
身長も体重も順調に増え、生後17日目である2月21日に無事退院しています。

生後1か月から11か月で入院した乳児(2月6日時点)

男の子2人、女の子7人、いずれも重症ではなく、人工呼吸器や集中治療室での治療の必要もありませんでした。
全員、先に家族が感染したあとの感染です。

子供は感染しても重症化しにくい?

新型コロナウイルスの感染者は世界へと広がり、感染者は7万5千人を越え、少なくとも2126人亡くなっています。(2月20日時点)
これだけ多くの感染者がいる中で、子供が感染した、または重症化したというケースが比較的少ないこと、気づいていたでしょうか。

このことについては、子供は感染しても症状が軽い場合が多く、症状が軽い場合のデータがあまりないため感染報告も少ない、という見方もあります。
今後、感染が拡大していくにつれ、もしかしたら子供の感染報告も増えていくかもしれません。

子供への感染率

 

新しい感染症が出たとき、まず感染するのは大人です。子供に比べて行動範囲が広い大人から感染し、大人から子供へ拡大していきます。
新型コロナウイルスの子供への感染も、現段階でわかっているのは大人から感染したものばかりですね。
ですから、今はまだ子供への感染報告が少ないですが、感染率としては子供も大人と同じと考えられています。

これって感染?気を付けるべき症状とは

  1. 風邪の症状や37・5度以上の発熱が4日以上続く
  2. 強いだるさ(倦怠感)、息苦しさ(呼吸困難)
・高齢者の方
・糖尿病、心不全、呼吸器疾患の基礎疾患がある方
・透析を受けている方
・妊婦の方
➡重症化しやすいため、①と②の状態が2日程度続く場合は、帰国者・接触者相談センターへの相談をおすすめします。
帰国者・接触者相談センターは各都道府県が開設しています。
各都道府が公表している帰国者・接触者相談センターのページはこちらです。

新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センターについて紹介しています。…

現時点では、大人も子供も新型コロナウイルス感染症以外の病気であることが圧倒的に多いようです。
新型コロナウイルスに気を付けるのはもちろんですが、気を付けるべき病気は新型コロナウイルス感染症だけではないので、上記のような症状が出た場合は十分に気を付けていただきたいと思います。

感染防止策はどうなってるの?

対策は、文部科学省の協力のもと進められています。
保育園や幼稚園・学校に対して、新型コロナウイルス感染症が発生した場合の出席停止措置や、臨時休業の判断についての対応を、
また各学校に対して、児童や生徒に発熱などの風邪症状が見られた場合、無理せず自宅で休養するように指示するなどの必要措置を取るよう周知しています。

休園するかどうかの判断は状況を見て市町村が行うため、市町村の保育担当部署に確認することをおすすめします。
もし園児や職員から陽性反応が出たら、感染拡大を防ぐためにもすぐに厚生労働省へ連絡しましょう。

厚生労働省相談窓口 0120-565653
※受付時間:9:00~21:00(土日・祝日も実施)

私たちができる予防

まずは、石鹸やアルコール消毒液などによる手洗い、そして咳などの症状がある人は咳エチケットを行うことです。
公共交通機関や人混みの多い場所を避けることも予防になります。
また、免疫力が低下していると感染率もあがりますので、普段から十分な睡眠・バランスのよい食事を心がけましょう。

手洗い

見た目がキレイだと、つい手を抜きがちになる手洗い。キレイに見える手でも、病原体が付着している可能性があります。
洗い残しが多いとされる部位はこちらです。

汚れを洗い残さないようにするには、どのように手を洗えばいいのか、その方法を紹介するので参考にしてください。

手洗い後にアルコール消毒液などで消毒する場合は、きちんと水分をふき取ってから消毒すると効果があがります。
ただし量が少なすぎると消毒効果が発揮されないので、使用量には注意しましょう。

咳エチケットとは

やってしまいがちですが、咳やくしゃみを手でおさえる行為は感染を広げる行為につながるので避けましょう。
また咳やくしゃみをしたあとは、すぐ手を洗うことも大切です。

正しいマスクの付け方

今は子供が重症化することは少ないとされていますが、まだわからないも多く、感染しないためには自分でできる予防がとても重要になると思います。
まず第一に、私たち大人がこのような予防法を正しく理解し、感染しないようにすることが子供たちを病気から守ることにつながります。

感染拡大が続く新型コロナウイルス、早く収束してくれることを願うばかりです。