太陽の匂いの正体とは?リラックス効果もあるおひさまの匂いについて

いいお天気のときに干したふとんや洗濯物。
ふかふかして、なんだかいい匂いがしませんか。
それになんだかほっとするような匂い。

おひさまの匂い、太陽の匂いなんていいますよね。

光や太陽光に匂いなんてあるはずがないのに、
どうしていい匂いと感じるのでしょうか。

 

太陽の匂いの正体

ダニの死骸説

太陽の匂いが、ダニの死骸が焼けたニオイであるという説が
ありますが、これはデマです。

もしダニなら、カーテンやぬいぐるみなどを干しても
同じ匂いがするはずです。

太陽の匂いの検証

カネボウ化粧品などの研究により、
太陽の匂いは科学的に検証されています。

ふとんなどの綿の繊維が太陽光によって分解されて
匂いを発生することが明らかになっているのです。

繊維を構成するセルロースが太陽光の紫外線によって分解されると
脂肪酸やアルデヒド、アルコールなどの微量な揮発性物質が発生します。

またふとんに染み込んでいる汗や皮脂、洗濯後に残った洗剤の成分も紫外線により分解され揮発性物質が発生します。

このため日光に当てた後は独特な匂いとなるのです。

太陽の匂いは作れるの?

人工的に太陽の匂いを作ることはできるのでしょうか。

日焼けマシンで実験したところ、あの独特なおひさまの匂いは
しなかったそうです。

太陽からの紫外線は大きく分けてUVAとUVBのふたつです。

日焼けサロンなどのマシンでは、肌への影響を考慮して
UVBが最小限におさえられているため、
おひさまの匂いは作れなかったのです。

太陽の匂いのもと

アルデヒド脂肪酸などが太陽の匂いのもとです。

アルデヒド

芳香または悪臭をもつ化学物質のひとつで、
アロマオイルなどに含まれています。
香料などにも用いられます。

脂肪酸

中性脂肪が分解されたもので、この脂肪酸からケトン体という
物質がつくられます。

揮発しやすく不快なニオイで、加齢臭などの原因にもなっています。

 

太陽の匂いで癒されるのはなぜ?

ふかふかの布団や洗濯物の匂いで落ち着いたり
ほっとしたりするのはどうしてでしょうか。

人間が一番リラックスしているときに出る脳波のひとつに
アルファ波があります。

アルファ波の周期が一定のリズムになっていると、
リラックス効果があるといわれています。

おひさまの匂いを嗅いだときもアルファが一定のリズムとなり、
リラックスできることがわかっています。

そのためほっとしたり癒されると感じることがあるのですね。

 

太陽の匂いがする生き物

おひさまの匂いがする人

日向の匂いがする、太陽の匂いがする人っていませんか。

そういう人は太陽光でよく干した衣類を身につけていたり、
おひさまの匂いの香水や柔軟剤を使っていたりします。

また、体からおひさまの匂いと同じ成分を発していることもあります。

そんな匂いの人と一緒にいると、癒されるかもしれませんね。

猫はおひさまの匂い?

猫の匂いも、なんだか懐かしいほっとする匂いではないでしょうか。
洗っていないのにいい匂いだったりしませんか。

犬は洗わないとすぐ臭くなってしまいますが、猫は違いますね。
これはどうしてでしょうか。

もともと猫は狩りをする動物です。それも待ち伏せ型。
猫が獲物にじわじわとにじり寄っていくのを
見たことはありませんか。

狩りのときに自分の匂いで獲物に気づかれたら逃げられてしまいます。
そのため猫はもともと無臭に近い動物なのだそうです。

また猫は起きている時間の30~40%を
毛づくろいに費やしています。

毛並みをきれいにしたり、体温調節やストレス解消などのためですが、
実は匂いを消すという目的もあるのです。

本能的に匂いがつくのを嫌う動物で、自分の排泄物のにおいも嫌います。

ウンチのあとに猛スピードでダッシュしたり、
徹底的に砂をかけようとすることから
猫飼いの間ではうんちハイやトイレハイなどと呼ばれているそうです。

すぐにでも匂いを消したい、また自分の排泄物の匂いから
遠ざかりたいのだそうです。

猫はよく日向ぼっこしますね。
あれは毛皮の殺菌をしているのです。

悪臭のもとは、ほとんどが雑菌によるものです。
毛皮の湿気を蒸発させ、雑菌の増殖を防いでいるのです。

猫の毛皮に洗剤はついていませんが、
汗や皮脂などが太陽光によって分解され、
おひさまの匂いがしているのではないでしょうか。

 

まとめ

洗濯物の匂いでほっとしたり、よく干した布団でぐっすり眠れるのは
おひさまの匂いでリラックスするからなんですね。

ダニの死骸ではないのでご安心ください。

睡眠不足の方は特に、お天気のいい日はふとんを干して熟睡してみませんか。

最後までお読みいただきありがとうございました。