ある日、さやかと友人Aはカフェで女子トークを繰り広げていました。

手汗がすごくて繋げなかったんだ・・・涙




あんまり高い費用は出せないけど保険適応されたりするのかな?
あなたも友人Aの様に「デートで緊張すると手も繋げない」、「テストの解答用紙が手汗でふにゃふにゃになってしまった」など
手汗のせいで落ち込んだり悩んだ経験はありませんか?
散々手汗対策を尽くしてきたけど、やっぱり効果なし・・・
そんな人には最終手段に手術という方法もありかもしれません。
気になる保険適応が可能なのかどうかも解説していきます!
知らなかった!手汗を抑える手術があるの?
それはズバリ・・・・ありますっ!
体の一部で異常に発汗し、日常生活に障害をきたす程度のものを「多汗症」と言います。
その中でも、手のひらに大量の汗をかく症状を「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」と言います。
手汗の程度によって手術できるかどうか決まるそうです。
湿る程度(グレード1)、水滴ができる(グレード2)、水滴が滴り落ちる(グレード3)の3つに分けられます。
一般的にグレード2およびグレード3の方が手術適応とされます。
手術の内容とは?
手術は全身麻酔なので術中の痛みはもちろんありません。ただし、内視鏡での手術ですので傷も小さくて身体的は負担も大きくありません。
病院にもよりますが、入院は一泊二日か二泊三日程度で済むそう。中には日帰りで行けちゃうところもあるみたいです!
手術は脇の下あたりに小さな穴を数個開け、細い筒状のカメラを入れて交感神経の一部を切除します。
交感神経とは汗を調節する神経ですので、この神経にメスを入れることで手汗の量を軽減させることができます。
手術の気になる費用は?ちゃんと保険適応されるの?
この手術には保険が適用できますので、治療費は3割負担の場合で”約13万円”程度です。
また高額医療に相当するため、本人が申請されれば医療費の一部が還付されます。
※使用する薬剤などで費用は変動します。
病院によって費用に差はあると思うのですが、三割負担は嬉しいですよね。
つまりそういうことなんです。
手掌多汗症多汗症はれっきとした病名なので手術には保険が適用できます。
また高額医療の申請できるとのことなので、ご自分の入っている健康保険の組合に問い合わせることもお忘れなく!
さらに医療費が返ってきたら、思っていたよりも少ない金額で手術できちゃいそうな気がしますよね^^
手術内容と費用のことは分かったけど術後の変化はどんな感じ?
手術の直後から手のひらの汗の量は収まるそうです。何なら脇の下や首の下の汗の量も少なくなります。
これは嬉しい副作用ですね!
しかし、汗をかくのは体の体温調節をしてくれるから。
胸より上の部分の汗が止まるということは、それより下の部分の汗の量が増えることがあるそうです。
これを代償性発汗と言います。 代償性発汗とは、背中やお腹周りの汗が手術前に比べて増加することです。
少し心配ですが、背中やお腹なら手のひらより汗の量は目立ちにくいかも!?
この点が気になる人は事前にお医者さんに相談してみてください。
まとめ
- 日常生活に支障をきたす程の多汗症だと病気として認められ、手術することが可能
- 入院は一泊二日か二泊三日程度。日帰りでできてしまう病院も!
- 全身麻酔の内視鏡手術なので痛みも少なく、傷も目立ちにくい
- 手術は保険適応で、高額医療申請も可能
- 術後すぐに手のひらはさらさらに!ただし、胸より下の体の一部で汗の量が増えてしまうことも。
手術と聞くとちょっと怖いなぁって思っていましたが、想像以上に気軽にできる感じにびっくりしました。
手掌多汗症って昔は胸を開いて手術していたそうですが、最近は内視鏡のおかげで色んなことができますよね。
医療の進歩にただただ感謝です^^
手汗で悩んで、制汗剤を使ったり、ハンカチ持参はマスト!等ありとあらゆる方法を試して、
それでもやっぱり悩みは解消されないのであれば最後の助け舟として手術を検討してみるのもありですね。
術後は驚くくらいストレスのない快適ライフが待っているかもしれません!