みなさんは、『楊貴妃』という中国の歴史上の人物を知っていますか ?
どんな人か詳しくわからなくても、「確か~、社会の教科書に出てきたような~」って記憶なら、きっとどなたにでもあるのかなと思います。
楊貴妃って、どんな人だったのでしょうか。
楊貴妃(ようきひ)
楊貴妃は、中国唐時代の皇妃。しがない下級役人の娘だったのですが、あまりの美貌を時の皇帝に見初められ、寵妃(ちょうき)の座にまで上り詰めました。
楊貴妃は、中国四大美人(ちゅうごくしだいびじん)の1人です。
中国四大美人(ちゅうごくしだいびじん)とは、中国の歴史上において特に美人とされる4人の女性のことです。
一般な中国四大美人と呼ばれているのは、
- 西施・せいし(春秋時代 … 紀元前770年から紀元前5世紀までのおよそ320年に渡る期間)
- 王 昭君・おう しょうくん(前漢 …紀元前140から紀元前8年までのおよそ132年間)
- 貂蝉・ちょうせん(後漢 … 西暦25年から西暦220年までののおよそ195年間)
- 楊貴妃・ようきひ( 唐 … 618年から907年までのおよそ289年間)
です。楊貴妃が1番最近ですね。
楊貴妃とは、どんな女性だったのでしょうか。
~楊貴妃 プロフィール~
- 本名:楊 玉環
- 生誕:719年6月1日
- 死没:756年7月15日(37歳没)
- 特技:琵琶などの音楽・舞踊
- 家族:父・楊玄琰、姉3人。姉は後の韓国夫人・虢国夫人・秦国夫人
- 武勇 ? 伝:池に落ちたことがあるという伝説が存在しています
- 好きな食べ物:ライチ
楊が姓名で、貴妃は皇妃の順位を表す称号です。
生い立ち
幼い頃に両親を失くしており、叔父に引き取られ育てられたそうです。
楊 玉環16歳の735年、皇帝と恵妃の間の息子の妃となりました。後の740年には皇帝に見初められ、長安の東にある温泉宮にて一時的に女冠となりました。
息子が父にお嫁さんを取られてしまったようですね(汗)。
その後、宮中の太真宮に移り住み、皇帝の後宮に入って皇后と同じ扱いを受けていたそうです。
楊 玉環は容貌が美しく、当時の中国(唐)では理想とされた豊満な容姿で、音楽・楽曲・歌舞に優れていて目立っていたために皇帝に見初められたことから、後宮の人間からは「娘子」と呼ばれていたらしいです。ある書物によれば、『髪はつややか、肌はきめ細やかで、体型はほどよく、物腰が柔らかであった』と伝えられています。
きれい好き
楊貴妃はお風呂が大好きなことでも有名です。王宮でも絶対に入浴はしていて、ボディケアを怠りませんでした。
そして楊貴妃は、紫外線の吸収を防ぎ、メラニンの生成を抑制する美白効果があるビタミンCが豊富に含まれているライチが好物でした。
ライチは、美白や美肌に効果があることから、現在でも美容に良い食品とされています。
日々の丹念な入浴と美容に良い食生活をしていた楊貴妃です。きっと夜10:00~深夜2:00の肌の細胞が生まれ変わる時間帯にはしっかり睡眠も取っていたことでしょう。
若いので少しくらい無理してもお肌に影響はなかったのかもしれませんが、今でいう『女子力が高い』人だったようなので、生活習慣や食べるものにもかなり気を遣っていたみたですね。
そんな楊貴妃でも、『ワキガだった』という話があります。
みなさんは、知ってましたか ?
楊貴妃はワキガだった ?
美人な人から良い香りがするってイメージはここからきているのかもしれませんね。
しかし、『楊貴妃はワキガがひどい体質だった』と言われています。
このきつい体臭は、彼女が胡族(差別されていた民族)と血縁関係にあったためだと考えられているそうです。
現在の香水のような物を身体に塗ることではなく、飲んで身体の中から匂いを発生させていたそうです。
「体身香」の効果は抜群らしく、その香りは遠くの人にも認識できたと伝えられています。
体身香による香りと楊貴妃の強い体臭。
この2つが混じり合い、絶妙な良い香りを生み出し、楊貴妃は美人に拍車をかけていたのでしょう。
ワキガだけだったら、寵妃(ちょうき)の座にまで上り詰めることはなかったのかもしれませんね。
こんなに古くからあるワキガとは何なのでしょうか。
ワキガ(腋臭)とは
ワキガは腋臭症(えきしゅうしょう)ともいいます。
私達の身体に2つある汗を出す腺のうちの「アポクリン腺」から分泌されるじんわり汗のたんぱく質を肌にいる細菌が分解する時に発生される強い臭いです。
その臭い自体は、酢の臭い・ゴボウの臭い・鉛筆の臭い・ネギの臭い・クミンの臭い・納豆の臭い・古びた洗濯ばさみの臭い・ドリアンの臭いなどに例えられることが多いです。
また、ワキガの原因となるアポクリン腺からの分泌物はたくさん出ることと、衣服に黄色いしみを作ってしまいます。
遺伝するワキガ
ワキガ(腋臭症)の原因はおおよそが遺伝と言われています。その遺伝子のG型といわれる物は優性であり、G型をもたない場合にはワキガは遺伝しないらしいです。しかし、現代においては「生活習慣やストレス」によってワキガになる人もいるようです。
また、ワキガ遺伝子のある型は、耳垢を湿っぽくする性質がある遺伝子だそうです。
人種でのワキガの違い
日本人、中国人、朝鮮人などの東アジア人は「アポクリン腺」の量が少ないため、他の人種に比べて体臭が少ないそうです。
ワキガ遺伝子の機能を喪失させる遺伝子型のA型と呼ばれる物は、東アジアにおいて80-95%と多く、これはヨーロッパとアフリカでは0-3%と低いそうです。
なるほど ! だから欧米の方にはワキガがおおいんですね。
これは東アジア人の祖先がシベリアなど、当時の特に寒冷な気候に適応した体質になった結果だと考えられているようです。
ワキガ(腋臭)の歴史
楊貴妃の当時は、ワキガ臭(腋臭)を「臭くて、不潔なもの」ではなく『魅力的と感じられる体臭要素』と捉えていたからだそうです。
なぜなら、
と考えられているためです。
生理現象が原因の体臭でも、キツいニオイだと周りを不快にさせてしまう現代に、うらやましい魅力ですよね。
最後に
過去には魅力的な体臭だったワキガも今や煙たがられる物に変化してしまいましたね …… 。
私もワキガに悩んだ過去があります。その時に出会ったのが、ワキガ用クリームの『クリアネオ』です。
私にはとてもピッタリで、悩みも解消し、結婚も決まっています。
ワキガや多汗症に悩んでるみなさんも、自分に合った対処法で、悩みもストレスも解消して、楽しい日々を過ごせますように。